WALRUS AUDIO SLOの完全クローンペダル！？　レビュー

WALRUS AUDIO SLOと見た目も機能もそのまんまらしいクローンペダルが届きました。感じの良い箱に入っていました。ここ最近の3つの注文はどれも大体1週間で届いてます。私の中でAliExpressは届くのが遅いというイメージはなくなりつつあります。

MIXノブの右上の斜め線（この線以降はDRY音量が下がっていくという目盛り）がない意外は大体見た目もそのままコピーされているようです。

早速拡張ペダルボードに載せて機能をチェックしてみましたが、YouTubeで調べた範囲で分かるクローン元の全ての機能は完全に機能していました。bypassスイッチを押しながらdepthを操作、bypassスイッチを押しながら3ポジションスイッチの操作もオリジナルと同じ様に機能し、sustainスイッチの機能もオリジナルと同じでした。

これはいい買い物をした

本物と並べて比較していないのでリバーブの質感までそっくりそのままかどうかは判りませんが、かなり濃厚な残響音が得られ、特にdarkモード（1オクターブ下のshimmerリバーブのような感じ）はかなりダークな雰囲気があり、このペダルの一番美味しいところだと思いました。MOOERのA7でも出せない素晴らしい音色です。ちなみにリバーブのディケイの長さですが、流石にStrymonやUAFXのような長さまで設定することはできません（ディケイを長くするには多分高価なプロセッサーが必要なんだと思います）。多分オリジナルSLOも同等と思われます。おすすめ格安ペダルMINI-UNIVERSEのCLOUDモードの最長ディケイ設定と同じくらいの長さです。

そして、特に良いと思ったのがモジュレーションの波形パターンを変えられるのと、モジュレーションスピードを変えられることで（どちらもヒドゥンファンクション）濃厚なリバーブ音に更にピッチモジュレーションを遅い周期でかけることでより幻想的な雰囲気を出すことができる点です。マイブラッディバレンタイン的なピッチのゆらぎを簡単に演出できます。遅い周期のwarp波形に設定するにすることでランダムにピッチがずれているような効果を演出できます。これがとても気持ち良いのです。

そういえばなんかヒスノイズが

これはいい買い物をした！と思いながら、そういえばなんかヒスノイズが聴こえてたけど、多分拡張ペダルボードのどれかがノイズを発してるんだろう、後で調べようと思っていたのですが…原因はこのSLOクローンでした。先日記事に書いたBEHRINGERのDR100とほぼ同じヒスノイズが、エフェクトをオンにしなくても接続しただけで鳴ります。弾いてない時は可能な限り無音にしたい派なので、このノイズは許容できません。かなり良い感じのリバーブ音色を得られるので凄く惜しいです。