JG251 blog

ギター、エフェクター関連、DTM、etc.のブログ

アンビエントリバーブ MOOER A7 AMBIENCE レビュー

アンビエントバーブ

前回HALL OF FAME2で失敗してから暫くアンビエントバーブを探していたのですが、安くて良さそうなものを見つけました。

MOOERのA7を購入しました。

モノラル入出力なのですが、FLINTの前にモノラルで面白いリバーブが1つくらいあってもよいと思い購入してみました。

ギターアンプ2台でステレオ出力しているので最後のリバーブFLINT)とディレイ(Flashback 2)はステレオ出力で包まれる臨場感がありますが、その前段に、センターに張り付くモノラルリバーブがあるのもなかなか面白い音像です。

今回はちゃんとディケイタイムの最大値を気にしながらyoutubeでチェックしました。

バーブの減衰はFLINT並みにかなり長く設定でき、ペダルのスイッチを押し続けることでその瞬間のリバーブ音をホールドもできます。

またFLINT同様ツマミで簡単にキルドライ(エフェクト音のみ)にできます。

濃紺にラメが散りばめられている本体の塗装は星空をイメージしているのでしょうか、音色にマッチしていて良い感じです。

色々探したのですが、この価格帯でここまで攻めたリバーブ音を出せる物は他には見当たりません。

Gilad Hekselmanが自宅からのソロライブで使用していた様なロービットなリバーブ音(TYPE:5 crush)も出せます。


↑1曲目のリバーブです。一瞬、低ビットレートで配信してるのかと勘違いしました。この音色、意外とくせになります。

※2021年9月追記
ギラッド・ヘクセルマンは実際A7を使用しているようです。

f:id:jazzguitar251:20210920162603j:plain

攻めた音色のアンビエントバーブでモノラルでも良いのであればとてもおすすめです!

良い点

  • 複雑で味のある残響音
  • 普通のリバーブペダルでは出せない種類のリバーブ音を色々鳴らせる(ビットを落としたローファイなリバーブ等)
  • シマーリバーブの音色も綺麗過ぎず線が太くて良い
  •  7種類のリバーブモードごとにノブの位置をセーブできるのが便利

気になる点

  • ツマミが小さい(その代わりにコンパクト
  • 7つのプリセット呼び出しが1→7の順送りのみ、戻しはできない
  • MIXツマミ12時の位置でDRY:WETが50/50になり、12時位置から急激にDRYが小さくなってしまうため、Dry音量はこのままでもう少しエフェクトを大きくしたいと思うタイミングがある(ちなみにCloudburstは3時で50/50)

プリセットを呼び出してツマミをいじるとLEDが点滅して保存した設定から変わったことを知らせてきますが、スイッチを踏んでオフにした後またオンにすると保存してあったノブの位置に戻ります。

プリセットを調整した後、気に入らなければすぐにオフにしてからオンにすれば元の状態に戻るので、そこからやり直すことができます。そして気に入ったらSAVEボタン長押しでセーブ。この繰り返しで7つのTYPEに保存しました。

ただ、細かいことですが、保存した位置からつまみを回したかどうかを知らせるだけで、保存されたツマミの位置に戻してもLEDの点滅が点灯に戻るわけではないのが惜しいところではあります。