普段コーラスを使うことはそんなに多くないのですが、今まではTONE CITYのAngel Wingをペダルボードに入れていました。
爽やかでくどすぎない、甘すぎない掛かり方で気に入っています。安いのにトゥルーバイパスで、コンパクト(今時の中国ペダルでは常識かもしれませんね)。オンにした時に若干ですが低音が痩せる感じがしますが個人的にはOKな範囲です。
ただ、
2台のアンプをステレオで鳴らしているので、ステレオアウトできるコーラスペダルが急に気になりだし、検討した結果TC ELECTRONICのCorona Chorusを購入しました。
これに決めた理由は
●TONE PRINTエディターで、細かく自分好みに調整できる(最重要)
●ステレオアウト
の2点です。
実際に使ってみて、やはりアナログドライスルー機能(機能という表現に違和感ありますが)のためか、ドライ音は本当にそのままです。オンにして低音が痩せる感じが無いです。そして、ステレオで出力しているため、揺れのステレオ感がかなりワイドで、ジャズコー(Roland JC-120)を思い出しました。
そういえば学生時代The Smithsの殆どの曲のギターをコピーして大学の音楽サークルのライブで演奏したりしていました。その頃練習スタジオで愛用していたジャズコーラスのコーラスエフェクトが2つのスピーカーでステレオになっていて、家でもジャズコーラスの40wの物を使っていました。懐かしい。
同じTC ELECTRONICのFlashback X4 DelayはTONE PRINTでディレイだけではなくコーラスとしても設定できるのですが、そのコーラスの質感とほぼ同じな印象を受けました。きちんと音質の比較検証はしていませんが、調整できるパラメーターや(エディター上で)選択可能なコーラスのモードの種類と数は同じだったと思います。
TONE PRINTでフルエディットするのはUSBケーブルでPCやスマフォ、タブレットと繋げたり、あまり使い勝手も良いとは思えないエディターアプリ含め、まあまあな手間がかかりますが、そういうのに抵抗がなければ、設定パラメータが多く色んな設定ができるのでお得感があります。
また、アナログドライスルーも個人的には好きです。例えばLINE 6のDL4など、通すだけで結構音質が変わりますが(この変化が好きであれ嫌いであれ)、そういった音質変化を考慮する必要がなく、シンプルに考えられる点が良いと思います。