JG251 blog

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DV MARK LITTLE JAZZ レビュー (3日後)

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1年くらい前に楽器店で試奏して結構いいなぁと思って気にしていたのですが、本体が白く目立つ感じが好きになれず、限定色の黒を中古でそのうち買おうと思っていました。でもなかなか黒の中古が出てこないのでどうしようかなぁと思っていたところに今回の限定色発売の情報が流れてきたのでこの機会に購入しました。

 

部屋で数日間弾いてみた印象

  • とにかく気持ちの良い低音がよく鳴る
  • ハイは全然出ない
  • ミッドは密度が薄い

ベースアンプの方が有名なメーカーなだけあって、とても小さいのに背面バスレフのおかげか、とにかくふっくらした低音が良い具合に出てきます

愛用している真空管アンプBlues Junior II(Billm mods済)が松のクラシックギターだとすると、LITTLE JAZZは杉のクラシックギターという感じです。

なんとなく、Blues Juniorの方が音に遠達性(厄介なワードですが)がある感じがしました。MIDの密度がBlues Junior の方が詰まっていて濃い音が直球で出てくるイメージです。

あと、Blues Junior と同時に鳴らしているヴィンテージのRoland CUBE-40(トランジスタ)と比べてもミッドの密度が薄く、若干カサカサした感じがします。同じトランジスタアンプでもやっぱりCUBE-40は艶のある結構いい音していたんだと再認識しました。良い状態のCUBE-60を見つけたらぜひ手に入れたいです。

Blues Junior と同時にLITTLE JAZZを鳴らすと、ミッドの詰まったアタックの張り出し感がLITTLE JAZZの方からは感じられず、その部分は完全にBlues Juniorが担当する感じです。アンプ本体のつまみで調整が効く範囲ではないです。Blues Juniorでギターのトーンノブを4くらいに絞って程よい良いジャズトーンだったのが、LITTLE JAZZだとフルテンでもまだ全然こもってる感じです。このアンプはとにかく低音を聴かせるアンプなんだと思いました。所謂ジャズギターの音しか出させないアンプだと思いました

以前購入を検討していた時に気になった背面のファンノイズですが、全然気になりません、というか多分回っていないです。アメリカのどこかの掲示板で読んだことがありますが本体が高温にならないと回らない仕様らしいです(初期モデルでうるさいと評判だったむき出しの常時回転背面ファンも現行品は改善されて外からは見えなくなっています)。

 

個人的には中音域にちょっと物足りなさを感じはしますが、評判通り所謂ジャズギターの音を手軽に出せるコンパクトで良いアンプだと思いました。

暫くはこのアンプ単体で練習してみようと思います。