JG251 blog

ギター、エフェクター関連、DTM、etc.のブログ

映画『JOKER』

観てきました。

実は私はバットマンシリーズを1本も見たことがなく今日まで生きてきました。そしてジョーカーという悪役がいることを知らずに『JOKER』がバットマンとどこかで関連する映画らしい、監督が同じとかそんな感じ?というかなり微妙な状態で観ました。

ただ、観始めの時点で、これはバットマンの悪役の話なんだな、となんとなく気付いてそういうつもりで見ていたはずなのに、途中からなぜか「いや、違うな?なんだ?」となってしまい、そこからはあまりバットマンとの関連は曖昧な感じで観ていました。

 

結局最初から最後まで延々と(IMAXの巨大な画面で)不遇な主人公の悲惨な話を見せられ辛かった。

最後、主人公的には悪い方向にではあるが解放された感じなのかもしれないが、ひたすら辛いのを耐えて最後まで観た鑑賞者的には報われない感じがしました。

ホアキンフェニックスの演技は素晴らしい。でもこの映画を人に勧める時に何て言って勧める?とかそんな事を考えながら帰りました。

たとえば映画『セッション』もひたすら鑑賞者を辛い気分にさせて、でも最後は一応解放されるというか最後の解放のために必要な我慢だった、という映画だったと思うのですが、基本的に私はそういう我慢があまり好きではありません。それでもセッションは最後のためにあの我慢、という構造自体にへーとなったのですが、JOKERはなんかそういうのを感じませんでした。

 

でもとにかく何にせよ、私がバットマンシリーズを観たことがなく、何の前情報もなしに観てしまったのがいちばんの問題だったのかもしれませんね。