FENDER MIJ Traditional 60s Telecaster Custom(2018年製)のピックアップをCustom Shopのものに交換してみました。
元から付いていたピックアップだとちょっと暗いというか、モチモチし過ぎというか、カラッとしてない、スピード感のない感じの音だったので、ネットでリサーチした結果カスタムショップの’51 Nocaster Tele Pickups Setに交換してみました。
交換のタイミングで4WAYセレクタースイッチに変更し、同じフェンダーのMIJ Hybrid 50sと同じ仕様に改造しました。フロント&リアでシリーズ配線をセレクターで選択できるようにしました。
配線は上記の4WAYスイッチに付属していた配線図の通りに繋ぎ変えました。結構簡単でした。
また、同時にハイパスのコンデンサを外し、ボリュームを下げたら高域の成分も一緒に下がるようにしました。付けたままだとヴォリュームを下げてもハイが残るため、ローカットしたカラカラした音になるので、逆にその効果を狙う場合もあると思います。ここは好みですね。
交換してみて、実際他のピックアップを色々付け替えて試したわけではないのですが、思っていた以上に鳴り方が変わったので驚きました。
まずフロント、リア共にかなり敏感というか、反応がよく、表現できる幅が広がった様な感じです。そしてかなり乾いた感じが出ました。元のピックアップに比べて、クセがなく素直な音なのにもかかわらず味わいのある音という感じです。
フロントは元はモチモチしていて太いんだけど重たく、どんくさい音だったのが、立体的で乾いた味わいのある音になりました。
リアはよりテレキャスらしい方向にエッジが立ちました。よく聴いたことのある「いわゆるテレキャスのあの音」感が強まりました。
個人的にはフロントの変化の方がより強く感じました。
4WAYの4ポジション目、フロント・リアのシリーズ接続ですが、パラレルに比べて太いハーフトーンという感じで、他のポジションに比べて音量が大きくなるので意外と使いにくいのですが、使い途はありそうな音ではあります。
ジュリアン・ラージが下の動画で多分4ポジション目で弾いていますね。ああいう感じの音です。
ギターのピックアップを交換した事自体初めてなのですが、やっぱりピックアップを変えるとかなり音が変わります。ピックアップの値段以上にランクアップした感じがしました!かなりうまくいった感じがしています。
このテレキャスターですが、ここまで結構手を入れてきて音の部分では結構いい感じになってきたのですが、最後にアッシュトレイブリッジプレートをサイドウォールカットのものに変更したいと思っています。これはなんとなく弾き心地に興味があるだけなのですが、いずれ試してみようと思っています。
このギターを買う時に、MIJハイブリッドとかなり迷ったのですが、高いフレットとフラットなR、厚めのネックにどうしても違和感があり、こちらを選びました。
正直なところ、音はハイブリッドの方が好みだったのですが、ネックの形状、若干薄いボディ厚の組み合わせが私にはかなりしっくりきて、このしっくりくる感じを優先して選びました。ネックのフィーリングってかなり重要ですね。