JAZZギターを初めて2年ほど経つ中で色んなピックを試してきました。
それまでは↑の左、ジムダンロップのデルリンをずっと使っていました。
ジャズギターを始めてから、太くて丸い音を求めて分厚いものを色々試してPRIME TONEシリーズのティアドロップ型とわずかに小さめのトライアングル(この大きさは他で見たことないです)の1.5mmのものに一旦落ち着きました。
使い古しのピックのように縁を削ってあるため(完全に右利き用です)滑りが良く連続ピッキングがスムーズで、速弾きがしやすいです。デルリンも縁が斜めになっているので少し似た感触があります。デルリンは減りが早いですが、プライムトーンは殆ど減りません。
ただ、ピックが弦を擦る感触が微妙にざらついていて、なんというか清涼感がないというか、デルリンに比べて滑りが悪くカサカサした感触で弦離れ?が良くないことに気持ち悪さを感じるようになりました。
そこで次にダンドレアの↑の351と651を試してみました。左のティアドロップのものは気に入って、半年くらい使いました。
良い意味で雑味があり、かなりこもっているものの芯の太い音質が気に入っていましたが、速いフレーズを弾こうとする時に少し重たいというかバタつくような感じがあり弾き心地の面で不満がありました。
↑これらのダンドレアも試しましたが、摩擦抵抗がやや強くPRO PLECの素材の感触の方が好みでした。PRO PLECの厚みがあともう少しだけ薄ければもっと弾きやすいのにと思いつつ、やはりあの厚みだからあの音なんだという気もします。
そんな時、Julian LageがBlueChipのTD50を愛用しているのを知り、ファンなので試してみることにしました。
本家サイトから直接購入しました。値段が凄くて1枚$35です。日本までの送料含めて6000円くらいでした。
とにかく滑りが良くて、ピックが弦に当たる瞬間の音も小さく、これもPRIME TONE同様、使い古しのピックのように先端の縁が削ってあります。左利き用も選べます。
ピッキングした瞬間の感触が凄く気持ちよくて、弦がよく滑って弾きやすく、そんなに太くはないですが雑味のないクリアな音質も気に入りました。
弾き心地がスムーズで、ピック自体に瞬発力を感じます。ただ、TD50は厚みが1.25mmで、音に太さが足りない感じだったのでテレキャスター、ストラト専用にして、同じ感触でもう少し厚いものが欲しくなり
↑TD60を注文しました。
予想通りもう少し太い音が出せるようになり、かつ弾き心地は厚みが増した分の変化のみでした。厚さ1.5mmです。先端が削ってあるので厚めなのにとても軽い弾き心地。
摩擦抵抗が少ないためか、中高域?のザラッとした音の成分があまり出てこないため、こもってるわけじゃないけど太さを感じる音質という印象です。特にプレーン弦で。
この感触は他にはない独特な感じなので、素材または表面加工が特殊なのではないでしょうか。また、全然減りません。
逆にダンドレアのモチモチした感触、こもっていて雑味のある太さが欲しくなる時もありますが、セミアコで練習をする時はいつもTD60を使用しています。