strymonのフェイバリットスイッチ、JHS Morning GloryのGAINモード切り替えスイッチに使える超小型スイッチを作ってみました。
先日メルカリやヤフオクを見ていたらとても便利そうなフェイバリットスイッチ代用スイッチが販売されているのを見つけて、購入しようと思ったのですが、これ、似たような物を自分で作れるかも?と思ったので、秋葉原で部品を購入して実際に作ってみた様子をレポートします。
CloudburstとMorning Glory用に1個ずつ、2種類の大きさで作ってみました。
小さい方はMorning Glory本体の上に設置する用に、大きい方はもしかしたら今後LEDを搭載する可能性を考えて一回り大きいサイズにしてみました。
プラスチックケース
タカチ電機工業 SW-30(超小型)99円
タカチ電機工業 SW-40(小型)99円 (@ラジオ会館エスエス無線)
スイッチ
フジソク 8Y1011-Z 660円(@千石電商)超小型の方に使用
ケーブルとプラグ
余っていたBELDEN 8218 280円(@サウンドハウス)
余っていたL型フォンプラグ 2個 300円(@サウンドハウス)
合計1900円くらいで2個作れました。ケーブル(サウンドハウスで送料無料で購入できるソルダーレスプラグに使えるベルデンのケーブルです)とプラグは余っていたものを使ったので実際は2個で1300円くらいでした。
右が通常のサイズのラッチ型スイッチで、この大きさだとケースに入りません。
つま先で軽く操作できる、左の8Y1011-Z が個人的には好きです。
実際の作業(所要時間2個で40分程度)
ケースにリーマーで穴を開け
スイッチを固定
ケーブル用の穴も開けます
そのままだと蓋が完全に閉まらないので
爪を折り曲げました
3箇所ある爪のうち1&2、もしくは2&3に半田で結線
同様に
こちらもそのままだと蓋が閉まりきらないので
9本の爪を曲げます
2箇所に半田で結線します
ケーブルの穴をかなりジャストサイズで開けているのでケーブルはきつきつでかなり力を入れないと動かない状態になっています。というかあえてそうしました。
その状態でハンダするのが結構難しく、かなり汚いハンダになってしまいましたが、ここに音声信号は通らないので正常に動作しさえすればOKとしました。エフェクター側のプラグには楽器用ケーブルを作るのと同じように普通に芯線をチップ、シールドをリングに結線します。
↑結線する箇所は間違ってスイッチ側で1(黄)&3(赤)とかに結線しなければOKです。今回はどちらも芯線(赤)を2番(青)、シールド線(緑)を1もしくは3番に結線しました。
両面テープで本体に固定(本体のLEDの色が切替で変化するためLED搭載の必要なし)
そんなに操作するわけではないのですが、このスイッチによってGAINモードを足で切り替えできるようになりました(省スペースで)。
こちらはやっぱりLEDを付けたくなってきました
ソルダーレスプラグで使えるケーブルを使っているので、ソルダーレスプラグを使えば気軽に好きな長さに変更できます。
電動ドライバーと、それに付けるステップドリルビットさえあれば、あとは半田ごてだけで作業できます。
秋葉原にアクセスが良く、道具もあれば、材料費は1個につき1000円もかからず、作業も1時間もかからず2個作れたので、純正のMini SwitchやRed Remoteが高いと思われる方にはおすすめの自作だと思います。
今度もしLEDを組み込んだらまたレポートしようと思います。
ケーブルを着脱式にすると工程が増えるのと、着脱式にした場合ジャックの分だけスペースを取り、見た目がスマートじゃないのでそのままケーブルをスイッチに結線しました。
LED付けました↓