購入時の状態から色々改造をしているEpiphoneのSGですが、今回はボディをラッカーフィニッシュが劣化したような感じにオイル・ジェルでヴィンテージ風に艶出ししてみました。
今回はオイルの塗布に布を使わず、ニトリル手袋をした手で塗布しました。あえて小さ目のサイズのもの使用し、指先に手袋のシワが入らないようにしました。ほぼ素手で塗っている感覚です。
今回作業してみて、このオイルの塗布はこの方法が一番だと思いました。布ではないのでオイルを吸い取らないし、むらなく塗布できました。
オイルを多めにボディと手に垂らして塗り広げる感じです。塗って4時間乾かしもう一度塗っただけです。
今まで3回この作業をしてみて思うのですが、うまく塗るコツはかなり多めのオイルを垂らして一気に厚めにオイルを塗るというより置いていくようにすることでしょうか。すぐに乾いていってしまうので、素早く塗り拡げたらもう触らないのが重要な気がします。硬化し始めた(数分で)オイルを手直ししようとして触ってしまうことで逆にムラを作ってしまうのが失敗するパターンでした。
↑2回塗っただけでこういう劣化したラッカー塗装風な仕上がりになりました。
2回塗っただけでは勿論鏡面仕上げにはなりませんが、いい感じのヴィンテージ感が出たのでこれで完了としました。
塗る前は粉が吹いたような白っぽいマットなルックスでしたがいい感じの濡れ感が出て古いギターみたいになりました。基本的にピカピカなギターが好きですがこのSGはこういうのが似合ってると思います。
そういえば、裏面は、表面を塗る前の実験として薄くオイルフィニッシュ風に塗りました。オイルフィニッシュ風もなかなか良い感じでしたが、厚めに塗った方がヴィンテージ感は強まると思います。