90年代に私はアシッド・ジャズというジャンルにかなりハマっていて、その頃当然Jamiroquaiのファンにもなり、彼らの1st、2ndアルバムを擦り切れるほど、いやCDデッキが壊れるくらい聴きまくっていました。
その2ndアルバム直前の先行シングル『Space Cowboy』という曲が好きでどうしようもなかったのですが、なぜか2ndアルバムに新しく録音されたアルバムバージョンが個人的に全然受け入れられなくて(勿論ベースがスチュアートではなく別の人が弾いているということが一番大きいですが)どうしてこうなったんだろう?という疑問を今まで抱え続けて生きてきたのですが(笑)、遂にその疑問の答えのような動画を見つけました。Jamiroquaiファンなら知ってて当然のネタかもしれませんが。
アルバムバージョンのスペース・カウボーイ
スティービー・ワンダー作マイケル・ジャクソンの『I Can't Help It』
JayKはこのバージョンの『I Can't Help It』を当時既に知っていて、アルバムバージョンはこれと同じ感じにしたかったんだろうな、と確信しました。
ベースの音、スネアの音はそっくり、ハイハットワークもどう考えてもこれじゃないですかね。たしかに、シングルバージョンのままだとミックス的に他の曲との整合性がなくなるので大幅に変える必要があったんだろうな、とは当時から思ってはいました。なるほどなあ。
でも、そういえば同じアルバムの中の曲『KIDS』は結構浮いていたと思うんですよね(ミックス的にも曲調的にも)。当時アルバム通しで聴く時はいつもこの曲を飛ばしていました。
アシッド・ジャズのおかげで私はそれ以降ソウルとかファンクとかを色々聴くようになりました。当時は70年代の音楽がブームでしたよね。
『I Can't Help It』はメロウなアルバムバージョンが好きです。この曲本当にいい曲ですよね。スティービー・ワンダーの曲で好きな曲ベスト5に入ります。
『Space Cowboy』シングルバージョン
ところでJamiroquaiのベーシスト、スチュアート・ゼンダーの日本語版Wikipediaが、英語版よりもかなり詳しく書いてあり、面白くて一気読んでしまいました。当時から問題児っぽいらしいとは聞いていましたが…。え!ミラ・ジョヴォヴィッチ?