Revol effects のQ7を購入しました。
MXRの10 Band Graphic EQを使用しているのですが、Jacksonのギターを弾く時はトーンをかなり絞った状態にしないとかなりハイが出過ぎていい具合のクリーントーンにならないので絞るのですが、その状態だと今度は低音が出すぎて、なんだかボコボコした音になってしまいます。かなりパワフルなピックアップということなのでしょうか。
とにかく、その状態の時にさっとインスタントにハイパスフィルターを入れたら丁度いい具合になりそうだと思い、フィルター代わりに安いEQを購入してみたという感じです。
ギラッド・ヘクセルマンが使用しているEQと中身が同じと思われるROWINのGT EQも良いかもと思いましたが、バンド数がやっぱりもう少しあった方が良いと思い7バンドで探しました。
↑巾着袋付き
3300円とかなり安いのですが、全然問題なくちゃんと使えました。
私の環境では、全てフラットの状態でオンオフしてもノイズが乗ったり、音質が変わってしまったりとかはありませんでした。
トゥルーバイパスなのでON/OFF時にパツンと鳴りますが、それは普通な感じです。各帯域の可変幅が±15dBなので10 Band Graphic EQ(±12dB)よりも大幅に調整できます。MXRに比べて大幅に(12dBとか)ブーストした時のノイズが若干大きいものの、問題があるほどではないと思いました。
音質の微調整で12dBも上げたり下げたりする様な使い方はしないし、グライコは基本的には問題のある帯域だけ下げるという使い方が一般的だと思うのですが、そういう使い方では全く問題ないです。
そういえばBOSSのGE-7も±15dBですが、以前使った記憶ではQ7同様10dBも上げると結構ノイジーだったと思います。
BOSSのGE-7は同じく7バンドですが、帯域の区切りポイントがギター向けになっていて、一番下の帯域が100Hzです。これだと例えばベースに使うには向いてなかったり、ギターでも60Hzとかそのあたりを軽くしたい時とかに痒いところに手が届かない状態になりそうです。
BOSS公式サイトで確認しましたが、やはり一番上の帯域6.4kHzのスライダーがシェルビングで、それ以外はピーキングですね。一番下もシェルビングだったら少しは良かったかも?
Q7は帯域の区切る位置が私にとっては良い塩梅でした。
外で演奏する時にアンプ直前(リバーブとかの空間系の直前)にこれを入れておいたらササッと音質を調整できて便利だと思います。
例えばZOOMのG1 FOURとかMS-50Gだけで済まそうとした時にいちいち小さい液晶画面でEQを操作するよりも、小さなQ7を追加するだけで楽に音色の微調整ができます。
あとは、テレキャスのミドルポジションでR&B系のカッティングをしたりする時に低音カットしたりとか(そういうスイッチがギター本体にも付いてたりしますね)、そういう用途にも使えると思いました。
積極的に音色を変えてドンシャリに、とか、ハイをギンギンに、とか極端な使い方には向いていませんが、ベースにも一応使えるし、デザインも悪くないし、安いしおすすめです。
1点だけ、スライダーの上下の順番(もしくは左右の±)が逆だったらもっと良かったのに!とは思いました。なんか並びが普通と逆なんですよね。そこだけが惜しいです。