JG251 blog

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NewJeans 2ndEP「Get Up」の感想

NewJeansの2ndEPが公開されました。

ETA」から「Cool With You」の流れがとても良かったです。

ETA」はIIm7-III7-IIIm7-VI7(偶数回はVIm7)の繰り返しなのですが、III7がIIIm7に変わったところでチルな空気を感じた後にVI7に行くのと、VIm7に行って切なくなるのを交互に繰り返すのが良いですね。秋を感じます。サビの5~6小節目IIIm7のところの「イーティーエー」の歌詞の「エー」の音(音名だとGb)が刺激的で気持ちよかったです。メロウなフェンダー・ローズの音と柔らかいサイン波ベースとクリスピーなクラップが聴きどころですね。

「Cool With You」の方はIIm7-III7-VIm7-VIm7(偶数回はVIm7の最後2拍だけVI△7)でピカルディの3度の空気を偶数回だけ一瞬うっすら醸しているのがスカしててお洒落!UKガラージポップ風ですね。ベースの音色もいい!あと、01:25~のブレイクで歌のディレイが段々曲のテンポから遅くなっていく演出が細かい!曲のテンポとずっと合ってたらつまらなかったのでしょうね。オンビートのアクセントが相対的に突っ込んで聴こえて勢いが出ているように聴こえます。こういう時間を操るテクニックは「Hype Boy」のブレイクでも感じました。

歌詞も英語の部分が多く、音楽的にもKPOPというより西洋の音楽(洋楽)を聴く感覚で聴いてます。今回のEPでは最長で2分34秒、今の時代はもう3分は長すぎ、2分半が限界という感覚なのでしょうかね。短い曲を何度も聴かせるという。

 

「DITTO」「OMG」のような2部構成の「Cool With You」のMVは今回もクオリティ高かったです。1度観ただけでは意味が分からず、主人公の女性は死んでしまった亡霊で、後編は時系列的に死ぬ前の過去の話なのかな?と思いましたが全然違いました(笑) 家族による解説の後に観て初めて理解しました。音に意識が行ってしまって映像の内容が全然入ってこなかったのです。


ETA」のほうはiPhoneで撮影されたようです。私前回はPixel 6 PROを購入したのですが、やっぱり次の買い替えの時はiPhoneかな。