93年製アメリカンヴィンテージ(57年モデル)のストラト(0.1uF 200V)
0.1uFはあまり一般的じゃないかもしれませんが、一番付き合いの長いギターで私にとってこれが標準だと思っていたところがあります。トーン0の時でも単純に高域が消えただけのように聴こえ自然な感じ。モコモコ。
テレキャスMIJ(0.047uF)
トーン0の時に中低域がブーストされたようなクセがある。ハイパスコンデンサーは片足外してあります。
ジャズベMIJ(0.047uF)
テレキャス同様ゼロの時にクセがある。
Epiphone SG(0.047uF)
一番好みのトーンの効き方。ストラトに近い効き方だが0の時に低音が上がって太くなるのにクセがあまりない感じ。これはP-90だからなのでしょうか。かなり絞っても使える音。
上記の中で、トーンを絞った時(3以下)の音色にやや試行の余地があると思っていたテレキャスとジャズベのコンデンサーを色々試してみました。
前提として、トーンフルの時(もしくはキャパシターが付いていない時)の音は変わらない(私には違いがわからない)ので、比較はトーン1~3の時(ここまで絞ることはあまりないのですが)の音の比較です。
まず、MIJテレキャス、MIJジャズベどちらも全く同じ安価なキャパシターが使われていました。
ジャズベ
0.1μFを試してみましたが、やはり0.047μFで絞り切る直前のローミッドがピーキーな感じの特殊な効果が(実際あまり使わないとしても)無くなってしまうのがなんか惜しい気がしたので、傾向が似ていてとりあえずこれを付けておけば間違いないというオレンジドロップにとりあえず(耐圧も大きいし)おまじない的に交換しました。
テレキャス
こちらも同様で0.1より0.047の方がよく、Jacksonに付けたモントルーのセラミックコンデンサーを試したところ硬すぎて良い方向への変化ではないし、オレンジドロップも元のものとの違いがわからなったので元に戻しました。
色々やってみて
0.1μFのキャパシターは素直なトーン変化でクセがなかったんだなと改めて認識しました。トーンゼロの時に、単純に高音成分をカットしてローだけ残したい場合は0.1、トーンゼロの時にクセ(レゾナンス)が欲しい場合はどの辺の周波数でクセが欲しいのかをキャパシターの容量の選択によって決める、という感じでしょうか?
トーンノブの効き方もそのギターのキャラクターを決める結構重要な要素だと思います。これ以上追求しようとは思いませんが、今回の実験でキャパシターコンデンサーに関しては結構勉強になりました。
一番よく弾くセミアコは、どの容量のキャパシターがついているか簡単に確認できず、でも多分0.047uFのものが付いているようなトーンの効き方なのですが、これがベストなのか微妙なところです。トーンを3よりも絞ることは殆どないのでなんでもいいのかもしれませんが、一番よく弾くギターなので0.1も試してみたいというのはあります。でも外すのは面倒なので試すのは次回ガリが酷くなってポットを交換する時ですかね。