今までオーディオインターフェイス(RME Fireface UCX)~パワードスピーカー(ADAM AUDIO S2X)間のケーブルはmogamiの2549(バランス接続)を使っていたのですが、先日久しぶりにギターケーブルを自作して比較したりして楽しかったので、前から気になっていたBELDENの88760を使ってスピーカー用のケーブルも作ってみることにしました。
機材の配置の関係上、スイッチなどで瞬時に切り替えて比較できなかったのですが、面倒でも頑張って手で何度も繋ぎ直して聴き比べました。
mogami2549は2534に比べハイがきついという評判をネットで見たりしていましたが、実際どうなのでしょうか。私は2534は使ったことがありません。
と、ふとマイクケーブルを見たらなんと2534でした!かなり前にどうやら私は2534を選んでマイクケーブルを作っていたようです。
とはいえ2549と2534を聴き比べたことはなかったと記憶しています。とにかく、4芯の2534よりも2芯の2549の方がハイがきついと言われているようなのです。
比較の結果、BELDEN 88760を今後は使ってみることにしました。
以下、私の音楽部屋の環境(吸音した上でsonarworks Reference 4で補正)での印象です。もしブラインドでABテストしたら160Hzあたりの中低音域の出方で聴き分けられると思います。多分。この帯域の違いが一番大きかったです。
◯88760は全体の音像がぎゅっと詰まってコンパクトで、中心点が、より鮮明に見え、全体的にくっきりした感じに聴こえた。
◯2549は160Hzあたりがたっぷり出ていると同時にハイも強く、音量は2549の方が大きく感じたが、全体的な印象としてごちゃごちゃしていて、聴いていて疲れる感じがした。
◯中低域が大きいためか2549の方がステレオの幅が広いように聴こえ、スケールが大きくゴージャスな感じがしたが、88760の方が中音域が鮮明で、歌などのリバーブの掛かり具合も鮮明に見やすかった。
◯単純に88760の音の方が聴いていて気持ちが良かった。
ギターケーブルの2549と8412のような大きな違いではありませんが、やはり十分な違いを感じました。