JG251 blog

ギター、エフェクター関連、DTM、etc.のブログ

ADAM AUDIOのヘッドフォン H200 試聴レビュー

ADAM AUDIOのヘッドフォンH200を視聴してきました。

まず前提として、このヘッドホンは楽器録音時のモニター用としてどうか、というインプレッションです。

スピーカーでミックス、音楽鑑賞、たまにヘッドホンを使用する際も開放型が好みなので、愛用するヘッドホンは基本的に開放型です。

いままで録音用モニターにはMDR-CD900ST を愛用してきて、割と最近DT770PROATH-M50xも購入して試したのですが装着感は900STよりは良いものの、音の近さが900STの方が好みで、慣れているのもあり使いやすかったです。でも、この度スピーカーを愛用するADAM AUDIOの同価格帯密閉型ヘッドホンということで音質が気になっていた、という感じです。

肝心の音質ですが、結構好みの方向性でした。DT770PROやATH-M50xのローとハイのレンジの広さをを持ちつつも、900STのような近さもやや感じ、録音モニターとして使いやすそうな印象を受けました。

ただ…音質は結構好みだったのですが、やはり側圧がかなり強くて、試聴した数分間だけでストレスを感じてしまいました。私は小柄ではないし頭は小さくはないですが、帽子のサイズもそんなに大きくもないです。そんな私でもこんなに側圧を感じるのですから、多分殆どの人が同じ印象を受けると思います。これは締め付け過ぎと。

そんな感じなのでやはり購入する気にはなれず、別の録音モニター用ヘッドホンを見ていたところ店員におすすめされたのがOLLO S4Rという私は知らないメーカーでした。装着感はふわっと快適で音質も割と900STに近い感じでしたが、低音の出なさ加減も900STに近く、7万円も払ってここまでしか下が出ないの?というセコい感想が出てしまいました。でも、装着感の悪くない900STとして実は良いのかもしれないという印象を受けました(高いけど…)。

ということでH200は個人的にはかなり惜しい感じでした。側圧をなんとか改造して柔らかくできないかな?今度そういう目で実物をもう一度見てきたいと思います。