JG251 blog

ギター、エフェクター関連、DTM、etc.のブログ

ギターと湿度 相対湿度と絶対湿度 EMC

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絶対湿度計を持っていなかったのでA&D みはりん坊ダブル AD-5687を購入しました。

最近の東京は夏でもかなり乾燥した日がありますね。昔は最高気温は大体32℃くらいで、湿度はもっと高かったと思います。

 

この湿度計は絶対湿度(相対湿度と気温から計算された空気中の水分量の数値)を表示させることができるので、温度の影響に左右されずに空気の湿り度合いを知る事ができます。

同じ湿度50%でも夏と冬では空気に含まれる水分の量が夏の方が多いです。

たとえば気温16.5℃で湿度50%と気温25℃で湿度30%では後者の方が乾燥していると感じがちですが、水分量は同じということです。ここまでは学校で習いました。

 

では、木材でできている楽器にとって相対湿度と絶対湿度はどちらが重要なのでしょうか?

 この質問にテイラーのBob Taylor氏が答えている記事を見つけました。

 Okay, here’s the answer. Wood equalizes to the relative humidity, not the absolute. So does your bath towel or your potato chips. This is called EMC (equilibrium moisture content), and the wood will gain or lose moisture in an effort to equalize to the surrounding relative humidity. A bath towel tends to stay damp in a Seattle house and get really dry in a Las Vegas house. So does a guitar. The absolute humidity works differently. At Taylor, we prepare our wood and build at close to 50% RH, which is a good all-around level to build, and the guitar is very happy if it gets to experience that out in its working life. It can withstand changes, but it’s nice if it experiences that and not the extremes. 

 

だそうなので、相対湿度を50%に保っていれば良いとのことです。この説明だけではいまいち腑に落ちませんが、色々ネットで調べるとどうやら相対湿度を気にしていれば良さそうです。ここではやはりEMC(equilibrium moisture content)を理解することが重要なようです。

 

EMCとは(英語から自動翻訳)

少なくとも部分的に空気で囲まれている吸湿性材料の平衡含水率は、材料が湿気を獲得も喪失もしない場合の含水率です。 EMCの値は、材料と、それが接触している空気の相対湿度と温度に依存します。それが近づく速度は、材料の特性、その形状の表面積と体積の比、および湿度が材料に向かってまたは材料に向かって運ばれる速度に依存します。

 

www.angelfire.com

 

とりあえず、その楽器が作られた場所の環境(気温、相対湿度)から大幅に外れると木材の形が変化するので良くないということです。そんな事はわかってますよね 笑

 

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