JG251 blog

ギター、エフェクター関連、DTM、etc.のブログ

TONEX OneとかBigsky MXとかFRFRとか

IK Multimediaの新製品TONEX OneやSTRYMONのBigsky MXなど、最近気になる製品が増えてきました。この2製品ですが、どちらもDAWプラグインで使っているようなIRを用いてサウンドを変えたり、残響を加えるものですが、それがコンピューターから出てきて、単機能のハードウェアになって発売された感じですね。

特にBigsky MXは、以前から個人的にIRを使った畳み込みリバーブ(Altiverb等)のハードウェア版が出たら良いのにと思っていた方なので、安心のSTRYMONから発売されとても興味があります。

ただ、TONEXもそうですが、これらのエフェクターを使った音の出口がギターアンプというのは勿体ないんじゃないか?普通にハイファイなスピーカーから出さないと本領発揮できないんじゃないか?という疑問も出てきました。

そういえば数年前にFRFR(Full Range, Flat Response)キャビネットが注目されていた時期がありましたよね。ここに来てついにFRFRスピーカー等が再注目されてきたりするのでしょうかね?

TONEXはFRFRスピーカーに繋ぐ以外では、ライブハウスとかでPAに直結したりとか、ヘッドホンを直接繋いでいい音で自宅練習するのに良さそうな感じがします。TONEXの素晴らしいアンプシミュレーションを低価格で超ローレイテンシーでPCなしに使えるというメリットは大きいと思うのですが、もし私が購入したら(購入を検討しています)多分出口はギターアンプではなく、モニタースピーカー(ADAM S2X)で使うことになると思います。BOSS katana:goのようにBluetoothスマホの音を出せてとかだったらまさにkatana goの高級版という感じに近くなりますね。

最近、アンビエントギター的なことをして遊ぶことも多くて、例えばmicrocosmのようなグラニュラーエフェクトをハードウェアで増やして、TRI PARALLEL MIXERのような簡易ミキサーペダルを導入したりしてセンドリターンを可能にしたり、とか色々考えていくと、そこまでするならもうラップトップPCとABLETON LIVE、オーディオインターフェイス、出口はモニタースピーカーの方が好き放題できるような気がして、いまいちこれ以上ハードウェアを揃えていく踏ん切りがつきません。

でも、確かにハードウェアの物理的なノブをいじったり、ペダルをごてごて並べて壮大なペダルボードを組み上げて、できることの範囲内でやる楽しみもあると思うのですが、PCで同じことをやるのは簡単だし、もっと全然複雑なことも、なんならドラム入れたりシンセ鳴らしたりとかも簡単にできると思うと、あえてハードウェアでやるのは、制限がある方がやりやすいということもあるかもしれませんが、単純にメカを並べて楽しいというのが大きいんだろうなと思ったのでした。

アンビエントギター的なことをやるのであればそろそろ、エフェクター&アンプシミュ(ハードウェアもしくはPCプラグイン)→FRFRスピーカーに移行する潮時なような気がしてきます。教会のIRを使ったリバーブの残響音をギターアンプで鳴らすのはやっぱり勿体ない気がするんですよね。