学生時代に音楽サークルの先輩や友人に勧められたり何度か触れる機会があったのですが、どうしてもデヴィッド・シルヴィアンの歌い方(日本のビジュアル系全般に多大な影響を与えただろう歌い方)に抵抗があり、良さが分からないまま食わず嫌いでちゃんと聴かずにいたアーティストだったのですが、この度初めて良さがわかりました。
友人がアルバム「Tin Drum」がカッコいい!と言っていたのを聞いて私も聴いてみたところ、ベースですね!ミック・カーンのベースがとにかくカッコいい!
曲の中に置いてあるいびつなオブジェのような存在感のフレットレスベースにヤラれました。ピッチが微妙に危ういところも曲の中で良い意味で浮いていて凄い存在感です。
で、色々調べてみるとそのベーシスト、ミックがどうやら彫刻家でもあるらしいじゃないですか!
私が彼のベースに感じていたオブジェ感はもっとキュビズム的なものだったのですが、私の洞察力も中々じゃないですか(笑)
久々に好きなベーシストを見つけました。
フレーズも勿論ですが立ち振舞も本当にやばくてカッコいい。
そういえばちょっと似たような感じで?若い頃最初に聴いた時は理解できなかったが大人になってから良さが分かった音楽にトーキング・ヘッズなどもあります。