独特なザラつきのあるエフェクト音が特徴的なelectro harmonixのMEMORY TOYを購入しました。
オンにすると音量が上がってしまうという既知の問題があるため敬遠していたのですが、たまたま中古でかなり安く見つけたので買ってみました。
また、このペダル、内部にトリムポットが沢山付いていて、それで色々微調整できることにも興味がありました。
中古で購入したので、もしかしたら既に調整されていたのかもしれませんが、かなりザラザラでアタックの削られたエフェクト音がとても良い感じでした。
エフェクト音が歪んで、更に薄っすらブラウンノイズが乗るような感じ?です。今までBOSSとかMXR等いくつかアナログディレイを使ったことがありますが、それと比べるとかなりローファイなエフェクト音です。昔持っていたBehringerのVM-1 Vintage Time Machineよりもザラザラなディレイ音でとても気持ち良いローファイ感です。
トリムポット調節
memory toy trimpotで検索すると色々情報が出てくるのですが
https://www.tumblr.com/blog/view/atomiumamps/97652543611?source=share
EHX Memory Toy Trimpots Explained.
調節しやすいのはTRIM8、4、6、7です
T8:モジュレーションの深さ
T4:フィードバック量
T6:エフェクト音のザラつき感?
T7:最終的なボリューム
まずはT4を精密プラスドライバーで90度くらい右に回して、少しフィードバックしやすくなるように調整しました。
T6は左右に回すとザラつき感が更に増しましたが、ビットレートが落ちたような音になったため元に戻しました。T8は少し右に回してピッチの揺れる量を減らしました。
T7は全体のボリュームなのですが、自分のよく使うBLENDノブの位置の状態で、好みの音量になるように設定します。
これをいくら調節しても、BLENDノブのどの位置でもいい具合の音量になるようにはできないところがミソです。BLENDを左に回し切った時にバイパス時の音より大きくなってしまうので、トリム7を左に回して同じ音量くらいに調整すると、今度はBLENDを右に回していくに連れてドライ音が小さくなってしまうのが問題です。よって、いつも使うBLENDノブの位置で最適な音量になるように調節するしかない感じです。このペダルはディレイ音の質感はかなり心地よくて好きなのですが、ドライ/ウェットの調節に難がありますね。
トリムポット1、2、3、5はBBDチップの調節用トリムですが、それぞれのトリムが相互に作用し、調整がかなり難しいようです。今のところこれらのトリムは触っていません。
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家にあるディレイを総動員して遊んでみようと思います。