JACKSONのエントリークラスギター
JS22 です。
2017年に購入したのですが今でもたまに手に取ると、弾きやすくて良いギターだなと感心してしまいます。この価格で
- コンパウンドラディアス
- シャークインレイで正統派なジャクソンのルックス
- アーチトップ
- 薄型ボディで軽量(3.1kg)
- サテンフィニッシュのネック
なのです。
そこまで立体的ではないのですが実はアーチトップなのです。なかなか写真では判りにくいですが中心が盛り上がっています。
非常に薄いボディで軽いので肩が楽です。
非常に薄いネックでフレットも高く、コンパウンドラディアスなため、フェンダースケールなのにめちゃくちゃ弾きやすいです。私は更にこのギターに極度に細いEXL130を張っているので、たまにこのギターを弾くと、どんな速弾きも余裕で弾けると錯覚してしまいそうになります。
このギターはロック式トレモロではないためアーミングには限界があります。でも私は激しいアーミングはしないのでむしろ好都合です。ロック式トレモロは弦交換やチューニングが面倒なのです。
サウンド面では、やはり細い弦だし弦高も低くしているため全然太い音ではありませんが、トーンをかなり絞ってジャズのクリーントーンを作ることができます。
テンションが低いし弦高も低いのでクリーントーンで強くピッキングするとペチペチいってしまいますが、トーンを結構絞るか、少し歪ませれば気にならない程度だと思います。
あまりディンキータイプのギターを弾くことがないのですが、テレキャスやストラト、ES-335タイプのギターと比べて特徴的なのはやはりフロントピックアップの位置でしょうか。24フレットの先にフロントピックアップがあるので、ややミドルピックアップっぽい音なのです。一方でリアの音は馴染みのある音なのですが、リアピックアップとフロントピックアップの間隔が狭いため、センターポジションにした時の音があんまりセンターっぽくないのです。
でも、これはこれで趣があって、この音でジャズギターを弾くのも悪くないのです。この音はこのタイプ(ピックアップ配置)のギターにしか出せない音だと思います。
ただ、気になることろはもちろんあります。
まず、ペグの精度が悪いです。不必要な遊びがあって少しチューニングがし辛いです。これは交換したら快適度がかなり上がると思います。今度交換したいと思います。
それと、2個のノブの回した感触がぬるっと滑らかでなく、なんか安っぽいです。でも実際安いのだから文句はありません。気になる場合ポットを交換すれば良いでしょう。
逆に言うと、上記2点以外に気になるところがありません。
色はNatural Oilと迷ったのですが、私が購入した頃に入荷未定だったため白にしました。白は艶ありフィニッシュで、かなり80年代風なルックスが気に入っています。
たまにはメタルを弾きたい、メタルからエレキギターに入った現ジャズギタリスト(結構いるんじゃないでしょうか?)や、安くてもクオリティが高く、軽く弾きやすい快適なメタルギター(フロイドローズ不要派)が欲しい人におすすめします!
個人的には一度試奏したSteinberger SPIRITよりも全然快適かつサウンドも気に入っています。
激しくアーミングしたい方はロック式トレモロのJS32というモデルもあります。ちょっと重くなりそうですが。