前回のギブソンSEG-700Lは張ってすぐの印象がそんなに良くはなかったのですが、時間が経っても音色の劣化がそんなに感じられず、むしろ交換する直前には「意外と良かったのかも?」という印象に変わっていました。殆ど錆びてなかったし。
今回からの試みで、ルーパーのプリセットの0番に録音しておいたギブソンの張りたての音と比べてみたところ、そんなに変わらない感じです。記憶の中ではこの弦の印象はもっと全然腰高な感じだと思っていたのですが…。
若干ギブソンの方が低音が出て粘っこい音、トマスティックの方が僅かに倍音がスッキリした音のような気がしますが、微妙な差です。
スケールを指板全体に渡って弾く感じでちょっとだけルーパーに録音しておいたのですが、今思うとコードカッティング等もっと色んな弾き方で録音しておけばよかったです(それか、案外似た音質の弦なのかもしれません)。
それと、テンションが凄く緩く感じる弦だとも思っていたのですが、今回張り替えてみてそれも感じませんでした。気候によるギターの状態の微妙な変化の影響で今までたまたまそう感じていただけなのでしょうか…。
それか、前回ジャクソンにかなり細い弦(08-38)を張ってみて、運指が楽なのが楽しくジャクソンを弾く頻度が高くなっていて左手が甘やかされてしまったのか。この影響が大きいような気もしてきました。
記憶の中の感覚なんて案外あやしいものだなと思いました。