JG251 blog

ギター、エフェクター関連、DTM、etc.のブログ

ノードストランド NJ4 vs フェンダージャパン・ジャズベ純正ピックアップ比較

目的と選んだ理由

今まで色々エフェクターのレビューをしてきましたがまだ一度も比較動画というものを作ったことがありませんでした。今回ベースのピックアップ交換の機会に初めて比較動画を作ってみました。エフェクターと違ってツマミの位置を撮影する必要もないし、音だけ録れば良いので初めて作る題材として丁度良かった気がします。

ベースは2015年に新品で購入したフェンダージャパン2015年製Classic '60s Jazz Bass(7.25R)で、純正ピックアップはヴィンテージスタイル(セラミック)でしたが、ピックアップのポールピースはネックのRに沿っていなかったため1弦と4弦だけ出力が大きくなってしまうのがとても気になっていました(ジャズベを弾く時に4弦と1弦を弱く弾く変なクセがついてしまいました)。ということで各弦の音量バランスを改善したいというのが第一目的でした。

ついでに音色も良くなればいいな、という感じだったのですが、検索してみると選択肢が2個しかないことがわかりました。一つはポールピース高の変更ができるディマジオDP123、もう一つはノードストランドのNJ4 Set 7.25です。ディマジオはセラミックマグネット、ノードストランドはアルニコマグネットなので、自動的にノードストランドを選ぶことになりました。ギター(テレキャス)でもセラミックからアルニコに交換してかなり良くなった経験があったためです。


↑こちらが純正ピックアップ(セラミック)


↑ノードストランド7.25R(アルニコ)

交換してみて

音色以前に、まず各弦のバランスが大幅に良くなり弾きやすくなった事が最大の効果でした。弾く時に無意識に感じていたストレスがなくなりました。

音色的には、出過ぎていた低音がスッキリしてミッドが鮮明になり輪郭がはっきりした音になったと思います。音色的にも弾きやすくなったと感じます。

フェンダージャパンの7.25Rのベースなんて今どき選ぶ人も少ないと思いますが、このピックアップ交換は弾きやすさの面でもかなり効果的なのでおすすめです!

ダイナ製フェンダージャパンジャズベース(2015年)→モガミ3368ケーブル→RME UCXでライン直でボリューム、トーンともにフルでそのまま録音し、音の加工は一切していません。このジャズベはヴィンテージモデルなので古臭いベースの音が合うと思い、曲はそれぞれのピックアップポジションの音色でその場で連想した曲を選び、ドラムを抜き出したトラック(ジャミロクワイの曲はイントロのドラムだけの部分をループ)に合わせて弾いています。音量は純正ピックアップの方がかなり大きかったので、聴感上同じ音量になるくらいに下げています。音色の違いが判りやすくなるように心がけましたが、どうでしょうか。

このピックアップ比較動画にどれほどの需要があるか、というか殆ど無いと思います(笑)。ちゃんと弾けてない部分もあり、もっと練習してからとも思ったのですがとにかく動画を作ってみたかったので勢いでやってみたという感じです。

各弦の音量バランスですが(動画の最後)、純正は波形を見ても明らかに1弦、4弦が大きくなっていましたが、ノードストランドは良いバランスになっていました。

今回は違いも大きかったというのもあり楽しんで動画を作ることができました。私は交換後の方が好みですが、人によっては低音がモリモリ出ている純正ピックアップの方が良いという場合もあると思います。